
こんにちは。管理人のせんちです
今回は新車オプションにはドアバイザーが必要な本当の理由についてお届けします。
新車を購入したいと思いカーディーラーに見積もりをもらいに行くと必ず見積書のオプションに入っているものがあります。
それがドアバイザー(又はサイドバイザー)です。

ドアバイザーって必要なオプション?

無くても性能上問題ないの?

営業マンからは付けて当たり前のものだからと言われたけど本当に必要?
実際に今まで僕は車を10台以上乗り換えてきてドアバイザーの付いている車、付いていない車を乗っていた経験があります。
また、ディーラー営業経験者でもある僕がドアバイザーが本当に必要な理由を今回はお届けします。
僕は車の営業を7年経験しました。
新車を800台近く販売しドアバイザーを装着した人や装着しなかった人も多く見てきました。
そんな実経験からくる結論を言うと迷っているならドアバイザーは装着したほうが良いです。
そんな僕の車も当然ドアバイザーを装着しています。
ドアバイザーは無くても走行上は問題ないオプションではありますが、
最初に装着しておいた方が良い基本オプションでもあります。

ドアバイザーの役割
多くの国産車には、ドアバイザー(サイドバイザー)が装着されています。
ドアバイザーとは、クルマのサイドウィンドウ上部に取り付けられている樹脂製のカバーです。
普段の生活で目に入らいないほど装着されいて当たり前なぐらい装着率の高いものですが、
標準装備ではなくディーラーオプションと言われるオプションなのです。
昔は車内でたばこを吸われる人も多く、ほとんどのクルマに装着されていましたが、
喫煙者の減少により最近では装着する人は減ってきている傾向にあります。
エアコンが今ほど普及していなかった時代には、雨の日に窓を少し開けて外気を入れたい時や、
車内でタバコを吸う時など、手軽に換気ができる便利なアイテムとして重宝されてきました。
しかし、現在ではクルマのエアコンが普及し、室内の換気も効率よくコントロールできるようになっています。

それなのに、なぜ多くの車がドアバイザーを付けているのでしょうか?
ドアバイザー装着の割合は6~7割
国産車を新車で購入する場合にドアバイザーを装着する割合は6~7割ほどと言われています。
外車になると装着率は2割ほどとされています。
私が販売してきたお店でも約8割以上の人が装着していた印象です。
昔はタバコの喫煙者も多く、ドアバイザー、フロアマット、ナンバーフレームなどは
装着して当たりまえという時代がありました、装着率は100%に近く営業車以外は装着するもの
というイメージが強いオプションでもありました。その名残から現在も装着率は高い傾向にあります。
しかし、最近の喫煙者減少や車内エアコンの進化によってオプションを外す人が増えてきたのも事実です。
ここでもう1度、本来のドアバイザーの使い方と性能を知る事で
営業に言われるがままオプションをつけるのではなく、本当にドアバイザーが必要なのかどうかを考えてほしいと思います。

ドアバイザーを装着するメリット
雨の侵入を防ぐのでタバコを車内で吸う人はドアバイザーを付けた方が良い
バイザーのカラーによっては車内への遮光が期待できる
夏場の駐車時などは窓をほんの少し開けておくことで、室内の温度上昇を抑えることができる
ドアバイザーの本来の役割ですが一番のメリットは雨の侵入を防いでくれることです。
雨の日に窓を少し開けて走行する際に横方向にドアバイザーのカバーが張り出す事で雨の浸入を防いでくれます。
特にタバコを吸う時などにはかなり重宝します。
僕はタバコを吸いませんが、ある時、友人から電話が鳴ったことを思いだしました。

このクルマはドアバイザーが無くて困るからすぐにつけてほしい!
と言われた事があります。
理由を聞くと雨の日にタバコが吸えない。水が入ってくるといった内容でした。
今までドアバイザーを付けている車しか乗ってこなかった友人からしたら
雨天時に普段通りに窓を開けてタバコを吸うと雨が入ってきてビックリしたそうです。
もし車内でのタバコの喫煙を考えている人がいれば迷わずにドアバイザーは装着するべきでしょう。
ドアバイザーを装着することによって窓の上部が保護されます。
ドアバイザーは色付きである事が多くドアバイザーを装着すると上からくる日差しを少しだけ遮ってくれます。
停車時における車内の日焼けによる劣化もマシになります。
直射日光が当たってしまうような環境下で駐車する場合はドアバイザーは装着しても良いと言えます。
夏場の車内で注意すべき事と言えば毎年ニュースにもなっていますが、車内の熱中症ですよね。
炎天下にクルマを長時間駐車した場合、車内の温度は50℃以上に達し、熱中症の危険が非常に高くなります。
そうした暑い日は駐車時に少し窓を下げておくことで換気でき温度上昇を抑えることができるので
サイドバイザーは有効と言えます。
ただし窓を大きく下げ過ぎると車上荒らしの格好の餌食になってしまう心配もあるので注意が必要です。
窓が大きく開いているとそうした犯罪を誘発しやすい環境を作ってしまうことにはなります。
ドアバイザーを装着したことによるデメリット
車のデザイン見た目が崩れる
高速走行時にバイザーからの風切り音がする
洗車の拭上げ時に邪魔になる
ドアバイザーを装着することによって多少ですが車の見た目に影響が出ます。
装着率も高いものなのでほとんどの車にドアバイザーはついていますのであまり気にする必要もありません

私はドアバイザーが無い方がスッキリ見えて良いな
ドアバイザーの装着をする事でスピードを出した際に風切音が発生しやすくなります。
これはドアバイザーと窓の隙間に空気が入り込むことで振動を起こし風切音が発生する原因だと言われています。
高速道路をよく運転されるという方は付けない方が快適かもしれません
僕は洗車が好きなのでよく週末になると洗車をしているのですが
洗車の拭き上げ時はドアバイザーはかなり邪魔になります。
これは洗車をした事のある人はあるあるではないでしょうか?
ドアバイアーの内側を拭く際は窓を10cmほど下げてドアバイザー内側と窓を拭きます。
そして窓を戻してもう一度窓を拭きます。
こういった作業を4枚の窓で行わないと綺麗に拭けません。
ここは洗車好きな僕からするとかなりのデメリットだと思っています。

まとめ
現在は新型コロナウィルスの影響から人々の生活は一変しています。
コロナ禍のなかでは、不特定多数の人との接触を避けるために車での移動が再注目されています。
とはいえ、クルマ移動でも感染のリスクがないわけではありません。
むしろ、同乗者との距離が近く密閉された空間となるため、定期的な換気が必要です。
エアコンの外気導入機能でも車内の空気の入れ替えはおこなえますが、入れ替えられる空気の効率を考えると、
やはり一番効果的なのは窓を開けることが最善です。
時代に合わせて対応できる所を考えてもドアバイザーはそこまで高額ではないので費用対効果が大きいと言えます。
ドアバイザーなどの基本オプションは新車の時点で装着をする事によって工賃が割安になっている場合があります。
よくあるディーラーの基本パッケージオプションなどに含まれている場合はこれに当てはまります。
後から必要となった時でも、ドアバイザーを単体で装着することはできますができれば最初から装着している方が安く装着することができますよ。