寒い冬になるとクルマでもエアコンをつけると思います。
長時間の移動とかになると空気が乾燥してきて喉が痛くなったりした経験はありませんか?
暖房をつけると気になるのが空気の乾燥です。
最近注目されてきているのがクルマ用の加湿器です。
僕も喉が弱く昔からこの時期になると加湿器を出してきては使用していました。
部屋で加湿器はをつけるのは当たり前になってきた昨今ですがクルマでも加湿器を使用しても大丈夫なのか?
空気が乾燥するとインフルエンザウイルスなどのウイルスが活発になるとも言われています。
喉や鼻が乾燥すると鼻や喉の粘膜が傷つき、
そこから雑菌が入り込んで風邪を引きやすくなります。気になる人も多いかと思います。
今回は車内の乾燥対策として加湿器をクルマで使用しても効果があるのか?
また、使用する際の注意点などもふまえながらお届けしていきます。
僕が加湿器をクルマで使用するようになった理由
僕は昔から冬になると暖房乾燥に弱い体質で加湿器がないと身体がかゆくなったり
喉が痛くなったり風邪がひきやすかったりで悩まされていました。
クルマの移動も通勤で使用していたときは片道1時間半の道のりで長時間となると乾燥して
喉が痛くなったことも何度もあります。
クルマに加湿器を導入してからは、のどの痛みも肌の乾燥もなくなりクルマの移動が快適になりました。
この記事を読むことでクルマでの正しい加湿器の設置場所と加湿器を使用する際の注意点が分かりますので
どうぞご覧ください。

加湿器は必要?メリットとデメリットを解説します
加湿器を使用する事で得られるメリット
- 湿度上昇により体感温度が上がる(低燃費に繋がる)
- ウイルスを不活性化することによる風邪を抑制
- 鼻と喉の粘膜を乾燥から保護できる
- クルマの静電気を抑制できる
- 肌荒れ、乾燥の抑制
加湿することでのメリットは暖房効果を高めることができる点です。
「夏は高音多湿で暑いから注意」と言うのを聞いたことはありませんか?
湿度は体感温度にも大きく影響します。
湿度を上げれば暖房効果も高まるのでエアコンを節約でき結果的に低燃費にもつながります。
人間の体感で1番快適な湿度は50~60%と言われています。
湿度計ついている加湿器を使用する場合は湿度50%以上を心がけましょう。
湿度計がついていないものがほとんどだと思いますのでついていない場合は
できるだけ出力を抑えて蒸気の出しすぎに注意をしましょう。
加湿器をクルマで使用する際の注意点デメリット
- 加湿をする事で窓が結露してカビが繁殖する可能性が高い
- 加湿をする事で窓が曇りやすい
部屋と違ってクルマで加湿器を使用すると出てくるデメリットがあります。
普段通り部屋と同じように使用すると思わぬトラブルになりかねません。
加湿をすることで車内の窓に結露が出やすくなります。
窓が結露する事で窓の下側(ウェザーストリップ)内に水が浸入してカビが繁殖しやすくなります。
またエアコン内部にも入り込み、エアコンユニットがカビ繁殖して悪臭がすることもあります。
部屋と違って空間が狭くエアコンの掃除も簡単ではないクルマならではのデメリットと言えます。
もし車内の暖房をつけた際にカビのニオイがするようであれば、エアコン内部にカビが繁殖しているサインです。
その際は1度エアコンフィルターの交換やエアコン内部洗浄などをしてみましょう。
ご自分でできるカビの予防や掃除方法としては、こちらにのせています。
よければ合わせて読んでみてください。

クルマのサイズに合わせて加湿器の出力を調整して加湿しすぎないようにすることが重要です。
加湿中は窓が曇りやすくなります。
湿度、外気温と車内の温度の差によって曇りが発生します。
その際はエアコンのデフロスターのボタンを押して曇りをとってください。

この画像にある扇形の下から風が出ているようなマークのボタンです。
プラズマクラスターやナノイーがついているから加湿しなくても大丈夫では?
最近の新しいクルマではプラズマクラスターやナノイーが標準で搭載されているクルマが増えてきました。
よくある間違いとしてクルマのエアコンの機能にプラズマクラスターやナノイーが搭載されているから
加湿してくれると思っている人も少なくはありません。
しかしプラズマクラスターやナノイーなどは加湿する機能は持っていません。
あくまでも「空気清浄機」のような役割をします。
「ナノイー」は、空気中の水分から生みだされる微粒子イオン。一般的なイオンと比べて
約6倍※1長もちで、広範囲に届きます。また、水分量はマイナスイオンの約1000倍※2(体積比)以上。
カビ菌★1やウイルス★2、ニオイ★3、アレル物質★4など目に見えない小さな不快の原因を抑制する力があります。お肌と同じ弱酸性で、人に優しいイオンです。
via – 「ナノイー」とは | 人も、空気も、美しく。「ナノイー」 | Panasonic
プラズマクラスター、ナノイーは空気清浄機、エアコン、洗濯機、冷蔵庫などに多く搭載されています。
カビの抑制、脱臭効果が期待できるという点では装着されているクルマは快適といえます。
しかし加湿といった機能は求められませんので加湿を行いたい場合は加湿器の購入が必要です。
もしエアコンからの直接の臭いに困っているのであればプラズマクラスターやナノイーを使用しても解決しません。
ご自身でできるエアコンの洗浄掃除方法を紹介しています。合わせてご覧ください。
加湿器の設置場所は?

基本的に市販されている加湿器はカップホルダーに設置するタイプが多いです。
クルマはそこまで大きな空間ではありませんのでどこに設置しても加湿の効果は十分に得られます。
なかでも効果の高い場所となると1人の場合は運転席周辺が理想です。
加湿器は水を補給しないといけませんので運転席から遠い場所だと水の補充が大変ですからね。
1人で乗る場合が多い際は運転席まわりが良いですね。
多人数を乗せている場合はクルマの中間、またはできる限り高い場所に設置するのが理想的です。
湿気は下に溜まりやすい傾向にあるので高い場所に設置することで満遍なく車内を加湿をすることができます。
まとめ
僕は空間が乾燥するとすぐに肌が乾燥して喉がイガイガと痛くなります。
冬の時期になると部屋も仕事デスクでも車内でも加湿器は手放せません。
そんな加湿器も昔はディーラーオプションの設定があったりしたのは知っていましたか?
バブル時代に発売された国産高級車に位置づけられる日産シーマです。
フロントセンターコンソールの後ろに装着されていました。

「暖房、冷房による車内の空気の乾燥を加湿することにより、潤いのある空間をつくります。モイスチャーコントロール(Moisture Control)とも呼びます。」
と日産では宣伝されていました。
昔から注目されていたクルマ用の加湿器ですが使用方法にさえ気を付けていれば使用に問題はありません。
適切な使用方法を守って加湿器を使用することで車内が潤いウイルスの抑制や肌の乾燥を防ぎ
クルマの移動をより快適なものとしますよ。